今日は、いつもより少しだけ真面目に、お金の話をします。
我が家は、4,200万円のペアローンを組みました。頭金はゼロ。その分の現金は、投資に回しています。
これ、いわゆる「イールドギャップ狙い」という戦略です。
でも、金利は上昇局面。「そんなの机上の空論じゃないの?」という声も、自分の中から聞こえてきます。
今日は、この戦略が我が家で本当に成立するのか、本気で考えてみます。
そもそもイールドギャップとは?
難しそうな言葉ですが、仕組みはシンプルです。
つまり、「安く借りて、それより高く運用する」ことで生まれる差益のこと。
我が家に当てはめると、こうなります。
項目 数字
住宅ローン金利 1.3%(変動)
投資の期待利回り(オルカン等) 年4〜7%
イールドギャップ 約3〜6%
理論上は、この差のぶんだけ、資産が有利に増えていく計算です。
だから我が家は、繰上げ返済を急がず、手元資金を投資に回している——というわけです。
▼なぜ頭金ゼロでローンを組んだのかはこちら

さらに「住宅ローン控除」で差は広がる
ここに、もう一つの武器が加わります。住宅ローン控除です。
住宅ローン控除は、年末のローン残高の一定割合が、税金から戻ってくる制度。控除を受けている期間は、実質的な金利負担がさらに下がることになります。
しかも我が家は共働きのペアローン。
夫婦それぞれがローンを組んでいるので、2人とも住宅ローン控除を受けられるんです。
つまり控除期間中は、イールドギャップがもっと広がる。
低金利×共働き控除×長期運用——理論だけ見れば、かなり有利な条件がそろっています。
でも、ここからが本題。落とし穴はある
理論が美しいほど、現実の落とし穴を直視しないといけません。
落とし穴① 金利は上昇局面
すでに我が家のローン金利は、1.05%から1.3%に上がりました。
金利が上がれば、イールドギャップは縮みます。将来もっと上がれば、この戦略の前提が揺らぐ。
▼金利が上がった時の話はこちら

落とし穴② 投資に元本保証はない
イールドギャップの「投資利回り4〜7%」は、あくまで期待値。
▼我が家のNISA戦略はこちら

現実の相場は、上下します。暴落だってある。
「借入金利は確定、投資リターンは不確定」——ここが、この戦略の一番こわいところです。
落とし穴③ 50年という超長期の不確実性
50年。半世紀です。
その間に、金利も、相場も、自分の収入も、健康も、どうなるか誰にもわからない。
長期であるほど複利は味方になるけれど、同時に「わからないこと」も増えていく。
私の結論:「ある程度コントロールできるギャンブル」
さんざん落とし穴を並べましたが、それでも私は、この戦略を続けています。
理由は、こう考えているからです。
これは、”ある程度コントロールできるギャンブル”だと思うんです。
完全な安全策ではない。でも、無謀な一発逆転でもない。
不安は、尽きません。正直、今も。
でも「完璧に安全になってから動く」を待っていたら、たぶん一生動けない。
だから私は、リスクを自覚した上で、コントロールできる範囲で張ることにしました。
空論にしないための「3つの条件」
この戦略を机上の空論で終わらせないために、我が家が守っているルールがあります。
条件 内容
① 金利上昇に備える 金利2%想定の差額を先取り貯金
② 狼狽売りしない 暴落しても投資を売らない(むしろ買う)
③ 保険で最悪に備える 団信+死亡保険でローン完済できる設計
理論(イールドギャップ)は、この3つの条件とセットで初めて機能すると思っています。
条件を無視して「借りて投資すれば儲かる」だけを真似したら、それはただのギャンブルになってしまう。
まとめ:机上の空論か、戦略か
イールドギャップ狙いは、理論上は有利(低金利×高利回り×控除)
共働きのペアローンなら、住宅ローン控除で差はさらに広がる
ただし金利上昇・元本割れ・超長期の不確実性という落とし穴がある
私の結論は「ある程度コントロールできるギャンブル」
空論にしないカギは、金利対策・狼狽売りしない・保険の3条件
正解は、たぶん50年後にしかわからない。
でも、わからないなりに、考えて、備えて、張る。
それが、大借金カイジなりの戦い方です。
あなたなら、この賭け、どう考えますか?
嫁ちん
※本記事は我が家の考えを記録したものであり、特定の投資手法を推奨するものではありません。投資には元本割れのリスクがあります。判断はご自身の責任でお願いします。

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